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​不安障害の克服、その旅の地図。

これから、あなたは長く険しい旅を始める。

そう、不安障害を克服するための長い長い旅のはじまりだ。

わたしも不安障害を患い、はや7年がたつがいまだ、

旅の終わりはみえない。

8~9割は、回復してると思えるのだが、

近づけば、また遠くなるような。

そんな旅だ。

まさに3歩進んで、2歩さがる。

そんな感じの旅にならざるを得ないから、

あなたも旅の終わりを急がないでほしい。

さて、旅を終えてはいないものの、

先に(旅を始めたもの)として、

あなたに言えることがいくつかあると思う。

まず、不安障害を克服するその手立ては、

いくつもある、ということ。

ここでいう手立ては、化学化合物(お薬と呼ばれてる)

を摂取する、という意味ではない。

すべてお薬なるものを否定するものではないが、

わたしはそれを(緊急避難するためのもの)と位置付けてる。

お薬なるもので、不安障害が根治した、という話は

すくなくともわたしは聞いたことがない。

わたしは、不安障害の改善には、

根本的な治し方が必要だと思っている。

薬物に答えを求めてしまうのは、

わたしに言わせれば、

理解が不十分である、と言わざるを得ない。

本来、からだは自己修正能力をもっている。

免疫力といえばいいのかもしれない。

ときにそれは弱くなることもあるが、

絶えることなく私たちのからだを本来あるものへ

導こうと常に機能している。

たとえば、

風邪をひいたときには、

鼻水というカタチで、鼻の粘膜についた菌やウイルスを

外へと排出しようとする。

咳もそうだ。

ごほんごほんと幾度となく咳をすることで、

のどの粘膜についた菌やウイルスを

外へと排出しようとしてる。

鼻水も、咳払いも

私たちの身体を防衛するための機能である。

善悪で表現するなら、

それは私たちの身体にとって、

(善)なのである。

だけれども、多くの場合、多くの人々が

鼻水や、咳が発症した場合には、

それに応じた化学化合物をわざわざ服用する。

もちろん、

鼻水や、咳は止まったり、緩和するだろう。

しかし、それは(刹那、止めた)だけであり、

根本的に、風邪を治した、わけじゃない。

免疫機能、自己修復機能を頼らずに、

あるいは、それらの力を信じることなく

表層的な問題を、刹那、解決してるにすぎない。

ほんとうの解決は、そこにはない。

むしろ、本来の免疫機能、自己修復機能を

強引に機能しないように、働かないように

してるわけだから、

治癒に向かって(後退)してる、とさえ言える。

さて、

あたまのいい方なら、もう気づいてるはずだ。

いま、ここまで表現してきた仕組みってものが、

まったくそのまま、(不安障害を治す)ってことにも、

同じように言えるってことを。

あなたが、あなたの患う不安障害の克服方法を

化学化合物、薬物にその答えを求めるとき、

それは、

あなたの身体にとって、

前に進んでいるのか、後退してるのか、

あなた自身で考えてみてほしい。

あなたがすっかり信じ切っていた、その前進は、

うしろ向きに歩いていた。

その可能性もある、ってことだ。

ずっと長いこと、治らないはずだ。そう思わない?

だって、それが本当の不安障害の治し方じゃないんだもの。

ほんとうの治し方はね、

いかに自分の身体の治癒能力を最大化できるのか?

に隠されてる。

みんな、観てる方向が逆なんだよ。

みんが信じて観てる、そっち側には、

なんにもないんだって。

ユートピアっていうね、そこにいけば

すべてが手に入る理想郷。

それをめざして、みんなが行くんだけど

たどり着いたひとの話を不思議と聞かない。

そりゃそうだよ。

ほんとのユートピア、理想郷は

いま、(あなたがいるとこ)なんだから!

このからくりに、多くのひとが

気づかなかった、っていうね。

もう、ここまで丁寧に話せば(笑)

あなたが不安障害を克服するために

どこを向いて進めばいいか、

わかったでしょ?(^_-)

このことは、すごく大きなことなんだ。

いままで頑なに信じてきたことを、

ひっくり返すってことだからね。

いままで治らなかった。

ずっと病院にいっていたのに…

この当たり前の思想、想念、常識のなかに

(治らなかった理由)が

存在してるなんて、だれも思わないよ。

真実は、ときに(逆)の場所にあるんだ。

これで、不安障害の克服へ向かって

あなたは、最短の距離で進めると思うよ。

ほら、いまわたしから

​あなたは地図を受けっとってる。

 

不安障害を抱えるひとは、

 

不安や恐怖を恒常的に感じている。

 

わたしの経験では、肩こりや首こりなどの不具合さえも、

 

不安を想起させるきっかけになっている。

 

これは、

 

ほんとは逆で、はじまりは、

 

不安を感じることから、緊張であり、筋収縮がおこり、

 

肩こりや、首こりを発症していたに違いない。

 

だけれども、それを何十回とパターン化していき、

 

いつのまにか逆もまた真なり、ということになり

 

ちょっとした首こりや肩こりがあっても、

 

同じように不安を感じるようになっていくんだと思う。

 

なので、

 

これを治そうと思うのなら、

 

いかに身体を緊張から解き放ち、リラックスさせるか?

 

ということが、大切なことになる。

 

さて、

 

不安や恐怖はなぜ私たちに訪れるのだろうか?

 

それは、わたしたち人間に必要なものとして

 

発生している。

 

古来より、人間の生命を守るためになくてはならない

 

私たちに埋め込まれた本能。

 

たとえば、

 

虎が目の前に近づいてきて、

 

わたしたちが恐怖や不安を感じることがなかったら、

 

わたしたちは虎に襲われ絶命してしまうに違いない。

 

 

そうならないためには、

 

たとえば、なんだか虎が近くにいる気配がする・・・

 

といった少しの違和感であっても、

 

大きな危機感を抱くように脳はつくられてる。

 

そう、わたしたちの生命を保守するために

 

不安や恐怖っていうのは、存在してる。

 

 

それで、わたしをはじめ、不安障害をもつひとは、

 

その生命維持機能がすこしばかり狂い、

 

過剰に危機を感じやすくなってるんだと思う。

 

だから、

 

危なくないのにそこに危険を察知して、

 

パニックになったり、心臓がバクバクしたり、

 

瞬間的に恐怖や不安を感じて、

 

からだは緊張してしまう。

 

そう、本来なら、その緊張状態も

 

さきほどの虎と戦うための戦闘モード状態へのスイッチが

 

入った、と言える。

 

生命を脅かす敵との戦いの準備に向けた緊張だ。

 

 

だけれど、

わたしたち不安障害のものには、突如、理由もなく

その戦闘状態(緊張状態)が発動してしまう。

 

これが、不安障害の人々の悩める部分だ。

 

だから、

これを逆手に取って、

不安や恐怖を克服するアイデアがある。

 

それは、さきほどいったように

生命の危機である、ことで緊張状態、

不安、恐怖となるわけだから、

 

その記憶のパターンが壊れればいい、ということ。

 

壊れる、つまり、それまでと変わればいい。

 

認識が危機から(安全である)に変わったとき、

 

わたしたちに訪れていた不安や恐怖は、

すっかり姿を消すだろう。

 

問題は、

どうやって(安全である)ことを

自らの脳に教え込んでいくか?だろう。

 

この答えをみつけることが、

 

不安障害の克服の大いなる一歩になるに違いない。

 

これまで、危機だと思ってることを

 

(安全である)と脳に記憶・認識させるためには

 

あなたはどんな方法があると思う?

 

 

そう、

 

有名なものでは、暴露療法があります。

 

これは、エクスポージャー療法とも言われます。

 

たとえば、

 

あなたは幼いころ、犬にかまれ、

 

成人した後も、犬が怖くてたまらない。

 

どんなに小さな犬であっても、あの日の恐怖の記憶が

 

あなたに近づくな、危険だと知らせてる。

 

だけれども、

 

勇気を出して、子犬の頭をひとたび

 

なでることができたら、あなたの以後の記憶は

 

どうなるだろうか?

 

きっと、

そのとき以降、犬はあなたのなかで

 

絶対的に危険なもの、ではなくなっていくだろう。

 

それまでは、犬ってものは

 

どんなに小さいとしても敵意をむき出しにし、

 

手をだせば、必ず噛んでくるもの。

 

そう認識していた記憶が、

 

それを試すことで、

 

その結果が自分のイメージと違ったことで

 

従来の恐怖記憶は、音を立てて壊れるに違いない。

 

 

あらたに生まれた記憶は、

 

犬のすべてが危険なわけではない、である。

 

この認識、記憶パターンが生まれたならば、

 

不安障害の克服は、そう難しくない。

 

 

あなたにも、恐怖の対象がきっとあると思う。

 

勇気を出して、そこに紐づいた(何か)

 

もしくは、(原因そのもの)へ

 

あなたがふれることができたとき、

 

あなたの不安障害の克服は

 

あらたなステージに入っていくと思う。

不安障害を克服するアイデア

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